第74回東京優駿 回顧

……。

まさか。

まさか四位が勝つとは!

一着 ウォッカ

二着 アサクサキングス

三着 アドマイヤオーラ

という、

かすりもしない結果でしたね。



いやね。

ウォッカが勝つのはいいんです。

牝馬ですからね。

牝馬が牡馬に勝つ。いいじゃないですか。

しかし、

一番人気、二番人気が掲示板を外すというのは

がっかりレースですよ。これは。

がっかり。

ここ10年で一番のがっかりでした。



レース展開としては、

いつも通り無理やり前に出ようとしたヴィクトリー。

それを、レース前からイレ込みまくっていたフサイチホウオーが追走します。

皐月賞

よほど悔しかったのでしょうね。

しかしヴィクトリー、先団に取り付くことはできず、

四番手くらいの場所で、減速。

ホウオーはそのとなり。

一番、二番人気が中途半端な場所で止まってしまったものですから、

後続は行くに行けず。スローな流れになりました。

そんな流れですから、途中足を使っているヴィクトリーやホウオーは伸びず。

前残りか、と思いきや、中団で足をためていた、ウォッカ

4コーナーから飛び出してきました。

強かったですね。本当に強い馬なんだと思います。

上がり時計33秒ちょうど。早すぎ。
(注:ちなみに5着ドリームジャーニーの上がりは33秒1でした。どうやらこの馬の末足は本物のようですが、なにぶん脚質が極端な追い込みすぎて、スローペースの多い昨今は活躍の場がありません。古馬になって器用さが出てくると、めちゃくちゃ強い馬になるのかもしれませんが)

皐月賞の時のフサイチホウオーの上がりが、33秒9です。

「ホウオー脅威の末足!」とか言ってたのがあほらしいですね。

実はとんでもない馬なんじゃないですか? ウォッカ

歴史に残る馬になるかもしれませんね。



今まで底を見せなかった、ヴィクトリーとフサイチホウオーですが、

やはり、怪物ではないのですね。

ヴィクトリーは、気性が荒くて暴走するにも関わらず勝つ、すごい馬

という感じでしたが、

やはりあの気性を克服しないと、今後は勝てないかもしれませんね。

個人的にはあのまま突っ走って欲しいのですけれど……。

フサイチホウオーは、調整ミスでしょう。

王者の風格ある馬ですが、

イレ込んでもダービーを獲れるほど、強いわけではないようです。



しかし、ウォッカは海外に挑戦だそうですね。

強い馬が海外のレースに行ってしまうのは、

ちょっと寂しいです。

ていうかおもしろくないです。見に行けないし。

なので、フィッシュ竹中は

あいかわらず、ヴィクトリーとフサイチホウオーを応援するんだと思います。